気どりながら吠える姉妹と穴のあいた靴下

たとえば、何もわからないエイリアンに「酢豚」のことを説明するとしたら、どうやって説明する?「第一歩」の性質とか、いや、そもそも地球のについての説明から始めるのかもしれない。

前のめりで話す兄さんと夕焼け

友人の彼氏であるSさんの食品会社で、いつも紀州産の梅を使用した梅干しをオーダーしている。
酔うと電話をくれるSさんの後輩でアルEくんという男性は、まったく会話がかみ合わない。
素面のときのE君は、わりと照れ屋らしくそういっぱい話してくれない。
なので、一回もEくんとじゅうぶんにトークをしたことがない。

よく晴れた仏滅の夕方にビールを
嫌われ松子の一生というタイトルの番組が放送されていましたが、見ていた人も多かったと思います。
実際に、TBSは見なかったのですが、中谷美紀さん主演で映画がクランクインされたときに、見に行きました。
考えます。
松子は容量の悪さゆえでもありますが、不運な環境にて生活しながらも、心まで貧しくなりません。
松子以外から見れば、かわいそうな人かもしれないけれど夢があります。
幸せをつかむことに関して、貪欲なんです。
そこに、尊敬を感じました。
自分だって幸せになる権利はあるのに、そうなると幸せになる権利はないような気がする。
という、意味の分からない状態だった悩みを抱えていた私は放送中明るくなりました。
とても、面白い映画なので、お勧めしたいです。
あと、中谷美紀は、教師を演じても、風俗嬢でも、理容師でも、やっぱり綺麗でした。

息もつかさず口笛を吹くあなたと月夜

ひえしょうにかかってからは、少々しんどいけれど、結局寒い時期がマストだ。
空気が乾いているので、引き締まったような匂い、そしてヒーターの温もり。
寒い時期の日差しって贅沢な気になるし、一眼レフを持っていく、夕方の海岸もきれい。
季節感は、レフもGOODだけれどトイでめちゃくちゃシャッターに収めるのが絶対味のある写真がゲットできる。

寒い月曜の夕暮れに歩いてみる
お盆だとしても里方から別れて定住しているとあまり気づくことがないが、少なくとも、供え物くらいはと思い里方へ配送した。
実家に暮らしていたら、香を持ち祖霊のお迎えに出向いて、盆の終わりに送りに行くのだが、離れて定住しているので、そういうふうに行うこともない。
近隣の方々は、香をつかみお墓におもむいている。
そのような光景が目に触れる。
いつもより墓の近くには複数の車がとまっていて、お参りの人もものすごくたくさん目に触れる。

雨が降る月曜の日没は友人と

ある雨の日の午後、少年は母親からおつかいをおねがいされ、白菜と葱とぶた肉を買いにいく途中だった。
少年は思った。
夕飯はおなべだ!やったぜ!…と。
だが、彼への試練はその後すぐ起きたのである。
なんと、ズボンのポケットに入れていたおつかいのためのお金2千円が、どこにも無いのだ!
少年はスーパーのレジの行列に並ぶ前に、大丈夫だよね、とズボンのポッケに手を突っ込んで確認してみたのだ。
そして、その瞬間、お金が無い事に気付いたのである。
怒られるのを承知で、少年はしかたなく手ぶらで家へ向かうことにした。
次回からは、お金は靴の中か靴下の中にしまっておこう。
少年は奥歯をかみ締めながら、そう決心した。

笑顔で自転車をこぐ姉ちゃんと冷たい肉まん
鹿児島市に引っ越してみて、お墓に連日、花をやっている人々がわんさかいるということに仰天した。
50〜60代の女の人は、連日、墓所に草花をしていないと、近隣の目が不安らしい。
いつも、花をあげるから、月々のお花代もものすごくばかにならないらしい。
日々、隣近所の50〜60代の女性は霊前に集まって切り花をあげながら、おしゃべりもしていて、霊前の不吉な雰囲気はなく、さながら、騒がしい広場みたいに明るい空気だ。

ゆったりと走るあの子と電子レンジ

時は金也は、見事な格言で、ぼやーっとしていると、見事にすぐに時が無くなる。
もっとささっと業務も課題も終われば、これ以外の作業に貴重な時間を回すことが出来るのに。
掃除をしたり、長風呂したり、自炊したり、週刊誌を手に取ったり。
そう思いついて、最近はしゃきしゃき取り掛かろうと頑張っているが、何日達成できるのか。

陽の見えない日曜の夜明けは焼酎を
明日香は、高校を卒業してすぐ仲良くなった仲間だ。
彼女のプラスポイントは、受け入れの幅が広くて、小さなことは、どうでもいいという寛大さ。
私が仲良くなりたいと言ってきたようだが、記憶にない。
話すと、全てが単純化されるので、とってもほっとする。
痩せてて華奢なのに、夜、おなかがすいてハンバーグを注文しに車を走らせたりするらしい。

月が見える水曜の昼に想い出に浸る

季節の中で、雨の多い梅雨が気に入っている。
部屋の中は湿度が上がり外出すると濡れるけど。
理由として、子どもの頃、梅雨に見られるアジサイが美しく、それ以来あじさいが咲くのを楽しみに待っている。
九州長崎で知り合った、シーボルトと瀧の紫陽を見ながらのデートの話を知っているだろうか。
オランダ人に紛れ込んで日本へやってきた、医師のシーボルトが、アジサイを見ながら「お瀧さんにそっくりな花だ」と言ったそうだ。
梅雨に可憐に咲く紫陽花を見ながら何回も、お瀧さん、お瀧さんと口にした。
しだいに訛ってしまいあじさいはおた草と別の名を持つようになったらしい。

ぽかぽかした平日の早朝は友人と
私の部屋は、冷房も暖房も設置していない。
なので、扇風機とよく冷えたペットボトルを片手に日々を過ごす。
つい最近、扇風機をどかそうと思い、スイッチを付けたまま抱えてしまった。
そしたら、扇風機の歯が停止したので「なんで?」と不思議に思い,手元を見た。
どういうわけか自分で理解しなかったのが、邪魔をしているのはまさに自分の中指だった。
手を放すと、また歯は元気に回り始め、邪魔をしていたその指からは血が垂れてきた。
まったく痛みも感じなかったが、注意しようと考えた。


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